【採点の内部事情】合格者の阪大英語対策の勉強法

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この記事の内容

今回は大阪大学の英語(外国語学部以外)の攻略法について解説していきます。

出題形式→それぞれの{特徴対策方法時間配分}→解く順番

の順に説明していきます。

大阪大学を志望している方はぜひ見てください。(入学後知った採点事情あり)

 

★記事の信用性としては、私は現在阪大外語の英語専攻に通っているので安心していただけたらなと思います。

文学部は4ー(B)が別問題なのでこちらもご覧ください。

阪大英語対策(文学部編)

 

出題形式☆

出題形式は長年変わっていません。

  1. 下線部和訳
  2. 長文読解(主に内容理解)
  3. 自由英作文(70語)
  4. 和文英訳 

今回は、受験英語の攻略において重要な4項目に注目して順に解説していきます。

難易度:高校生の標準や他の問題に対しての主観的な難易度です(★×2.5を基準)

得点の伸びやすさ:学習量や時間に対して、得点に直結する割合です(〃)

安定度:自分で過去問を解いたときや実戦模試と、本番の点数の相関です(〃)

全体に対する配点の割合:予想配点です。★=10%とします。

難易度の項目を設けた理由は、それを示すことで、解いた後に自分の得意or苦手なのか、問題が難めか優しめなのかの指標にして欲しいからです。

 

それ以外の3項目については、ポイントが高いほど先に勉強するべき箇所ということなの参考にしていただけたらなと思います。


1,下線部和訳★

☆特徴

下線部和訳
難易度
(3.5)
得点の伸びやすさ
(5.0)
安定度
(4.5)
全体に対する配点の割合(★=10%)
(2.5)

難易度は語彙レベルや英語独自の表現をの訳し方といった観点で、他の国立大学と比べると少し難しめといった印象を受けます。

しかし大阪大学が公表している「出題の意図」を考慮すると、修飾関係などの構造把握ができてかつ全体の内容が理解できているかを解いたいようなので、訳の細かいニュアンスなどは求められていないようです。

 

得点の伸びやすさについては、単語や文法事項の知識を身につけた上で、英文構造解釈の演習を積めばすぐ得点につながるので、ポイント高めです。


☆対策方法

対策としては単語、文法、語彙・語法の知識があるならば、単純に下線部和訳の練習で文構造把握の能力を身につければすぐに点数に直結します。

 

単語、文法、語彙・語法の知識についてはこちらの記事の手順1,2を参照してください。↓↓

センター英語3ヶ月で2倍になった件について

 

文構造の解釈の参考書(問題集)はこれ一択です↓↓

これ2、3回まわせばもう十分ここは合格点です。

(無料で立ち読みもできます)

英文読解の透視図

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☆時間配分

 

ここはあまり焦って急いで解く必要はありません。

出題の意図によると、英文の意味が理解できているかどうかも問われているので、あきらかに不自然な訳をしていると点数はもらえません。

文構造とその英文の主張をしっかり把握していることがわかる答案をつくるために焦らずに解きましょう。

目安は12×2=24分です。

 

2,長文読解★

☆特徴

長文読解
難易度
(3.5)
得点の伸びやすさ
(2.5)
安定度
(3.0)
全体に対する配点の割合(★=10%)
(2.5)

英文の題材も科学系などの入試でよく見かける内容のことが多く、語彙レベルや内容の難しさも標準レベルかなと感じます。

ただ学問的な内容を読むのがあまり得意でない方にはすこし少しむずかしく感じるかもしれません。

 

得点の伸びやすさに関してはあまり高くありません。

文法・語彙や文構造把握に関する知識に加えて、入試頻出の長文の頻出テーマが頭に入っていて全体の内容が理解できる力と少しの速読力が必要です。

テーマが頭に入っているかどうかで得意不得意な分野がでてきてしまうことがあるので安定感は高くはないですが、できるようになると安定します。


☆対策方法

長文の頻出テーマが頭に入っているという表現をしましたが、それはどういうことかというと、例えば

『科学と科学技術の相互関係』や『心身(物心)二元論』

とかいう言葉を聞いた時にそのイメージがパッと思いつくかどうかです。

 

難しい長文問題をやった時って、日本語訳みても何言ってるかイマイチわらからないって時ありませんか?

そういう時はそもそもその内容が初見のものだからです。

 

頻出テーマが頭に入っていると今まで読んだ長文と結びつけて考えることができるので、全体の内容理解がスムーズになります。

 

気づいた方もいるかもしれませんがこれは現代文の評論の知識と重なります。

 

上級者向けですが、そのためのオススメの参考書を載せておきます。

どれも実際に自分が読んだものです。

現代文と格闘する(Amazon)

 

七日間で突然頭がよくなる本(Amazon)

評論・小説を読むための新現代文単語(Amazon)

 

阪大の英語長文の過去問をすべてやってそれでもさらに演習を積みたい場合は京都大学の英語がおすすめです。(京大の英語27カ年)

オススメの理由は2つあります。

  • 内容が学問的で評論の経験値が増える
  • 長文の語数が近いからということです。 

制限時間は阪大より長めにとって構いませんし、なしでも構いません。

京大英語は格別なので。でも本当に文章ばかりです!!

京大の英語27カ年(Amazon)

 


☆時間配分

 

長文は時間をかけてもいいというのが私個人の考えです。

全体の内容を理解できているかが得点を左右するので、頭の中を整理するのに時間をかけるべきということです。

 目安は25分くらいです。


3,自由英作文★

☆特徴

 

自由英作文
難易度
(2.0)
得点の伸びやすさ
(3.0)
安定度
(3.0)
全体に対する配点の割合(★=10%)
(1.5)

お題が与えられてそれについて自分の意見を70語程度の英語で書け、という問題です。

ちなみに平成30年度の問題は

『人生、誰しも失敗はつきものですが、あなたはこれまでどのような失敗を経験し、そこからいかなることを学びましたか。もっとも印象的な事例を一つあげ、70語程度の英語で説明しなさい。』

というものです。

内容に関してはテーマに沿っていればなんでもいいので、文法と語彙の知識があれば難易度はそれほど高くありません。

得点の伸びやすさと安定度に関しても、難易度がそれほど高くないのでそこそこです。


☆対策方法

まずは文法・語法の知識は土台としてもちろん必要です。

しかし単語や熟語に関しては難しい表現をする必要は一切ありません。使う単語や表現は中学生レベルの語彙レベルでOKです。

阪大が発表している出題の意図によるとここでは、テーマに沿って明確かつ論理的に提示できる英語表現能力を計っているからです。

 

↓【入学してから知った採点事情はコチラ】↓

 

ある授業で教授がつぶやいていたのですが、この自由英作文は日本人ではなく英語のネイティヴの先生が採点しているようです。

これが意味するのは、英語の文章としての明確さと論理性がより大きく重視されていることです。裏を返せば単語のスペルミスなどの細かいミスでは点数に差はつかないのです。

 

 

大手予備校の阪大模試受けたことがあるのですが、その採点方式は内容ではなく、スペルミスや文法のミスの減点方式でした。なので語数を規定どうりにあわせて、文法と単語のミスをしなければ満点が軽く取れます。

でも本番は絶対違うのでそれは気をつけてください。

 

自由英作文の書き方は別途記事をもけます。


☆時間配分

ここは一番最初に解くところで、なるべく早く終わらせましょう。

目安は10分です。

 

理由はここは時間をかけてたところで点数に繋がりにくいからです。できるかぎり早く終わらせて他に時間を書けましょう。


4,和文英訳★

☆特徴

和文英訳
難易度
(4.5)
得点の伸びやすさ
(3.0)
安定度
(3.0)
全体に対する配点の割合(★=10%)
(2.0)

これは単純に難しいです。平成30年度の4–Aを引用します。

『独りでいると寂しいのに、あまり長い時間、皆で一緒にいると、どこか鬱陶しくなる。人類の場合、社会をつくることが生物学的に決まっているわけではないので、集団をつくってともに生きることは自然なことではない。』

(出典:大村敬一、「動物を通して家族をつくる」、『フィールドプラス』2015/7,No14より)

出題の意図には

比較的平易な日本語の文章を、正確で自然な英文に表現できる基礎的な英作文能力を問う問題。

とされていますが、私にはこれは比較的平易な文章とは思えません。笑

 

得点の伸びやすさに関しては、少し時間はかかる気がします。

というのも「日本語→英語の語彙力」というか英語での表現力は徐々に増やしていくしかないです。けれど正しい対策をすれば確実に伸ばすことはできます。

安定感はまずまずあります。英語表現の知識量に比例して点数も伸びていくので大きくブレることもあまりないかと思います。


☆対策方法

対策としては、英語での表現方法を増やすことです。まぁ単純に暗記要素が大きいです。英作系の参考書や過去問ででてきた表現をノートにまとめるなどして覚えていくのがオススメです。

あとは、与えられた英文をいかに簡単な表現(=英訳しやすい日本語)に変換できるかです。それは演習のなかで鍛えることができます。

 

おすすめの参考書です。下線部英訳に関しても別途記事を設けます。

竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本(Amazon)


☆時間配分

ここも自由英作文と似ていてあまり時間をかけるところではありません。

どうしても適切な英語の表現が出てこない時は、趣旨がそれない範囲で下線部の内容を伝えるようにして、折り合いをつけてスピーディーに進めましょう。

例えば、

「私は中国に行くことにしました。」

を英訳すると、

『I have decided to go to China.』ですが、

これが出てこなかったら単純に、

『I’m going to go to China.』

で最低限の趣旨は伝えることができますよね。

このように、いい表現が思いつかなかったら、適切なところで折り合いをつけて進めましょう。

十分な点はもらえないかもしれませんが、完璧を目指して英訳を本番で考え込んでしまうことは得点に繋がらない大きなタイムロスになります。

目安は12分×2=24分です。


解く順番☆

自分はこんな感じで解いていて、理由は上で述べた通りなので、もしよかったら参考にしてください。

0〜10分
3,自由英作文
10分
10〜34分
4,和文英訳
12分×2=24分
34〜58分
1,下線部和訳
12×2=24分
58〜83分
2,長文
25分
83〜90
見直し
7分

 

解く順番と時間配分に関して

解く順番と時間配分に関して伝えておきたいことが一つあって、解く順番と各大問のタイムリミットは決めておくべきということです。

阪大模試や本番直前期など、本番と同じ形式ので取り組むようになってからは、本番で本当に点数が取れるかにシビアになってほいしいです。

 

具体的にいうと、解く順番を決めておいて、開始から遅くても何分までに大問何番に入るか決めておくべきです。

例えば、どんなに遅れても、自由英作には15分以上かけないようにして見直しの時間をそこに使うとか、開始70分になったら他が終わっていなくても長文に入るというようにタイムリメットを事前に決めておいてください。

これは演習を積んでいく中で自分なりのものを見つけられればOKです。

 

これを設ける理由は単純に大幅な失点を防ぐためです。

本番でいつも通りにいかない時は、その年度で難しい箇所が出題された可能性が高く、平均点の低くなる大問に時間をかけるという失敗をしないようにしましょう。できる箇所をいつも通り解くことが合格に繋がります。


まとめ☆

最後までご覧いただきありがとございます(^^

今回は大阪大学の英語の攻略法について解説させていただきました。英語は正しい勉強方法で時間をかけたらそのぶん成績につながるので、一つの勉強法として参考になれば幸いです。

一緒に阪大で学べる日を待っています!!

がく

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